1.先行研究とは? 1.1 仮の定義 自分の研究を具体化する手懸かりとしながらも、それらが未だ解明していない点をみつけ、乗り越えていく対象 1.2 望ましい先行研究の用い方 ①情報源型(悪い例) 山田(2015)によれば、京都府舞鶴市で造成された工業団地は、20ある.. ②視点獲得型(良い例) 鈴木(1995)は、工業団地の成功には、減税策だけでなく、自治体がそこで期待する産業集積のあり方を象徴的に示すことできる一企業を早期に誘致することが重要としている。 1.3 学問分野と先行研究 先行研究を通じて自分の研究がどの学問分野=学術コミュニティに貢献したいのか、を示す。 学問分野とは、法律学、政治学、経済学、経営学、社会学、環境科学、都市計画学など 実際はさらに細かい 国際政治、比較政治、選挙行動論 キーワードとしての「産業集積」=都市地理学という学問分野での基本概念
2.文献の調べ方と文献の種類 2.1 二つの調べ方 図書館出発型 データベース出発型 2.2 文献探索のデータベース 2.2.1 学術情報データベースCinii https://cir.nii.ac.jp/ 論文が主 書籍もカバー 国立情報学研究所が運営 最もよく使われる
2.2.2 立命館大学図書館の蔵書検索 https://www.ritsumei.ac.jp/lib/ 書籍が中心 さまざまな工夫 体系にそって配列されているので書架に行くのが良い
3.文献の種類
3.1 論文について
3.1.1 二種類の論文
論文=特定のテーマや問題について体系的に研究した結果や考察をまとめた文章
①原著論文(Original Academic Article)
研究者が自らの独自の研究結果や発見を初めて発表するために書かれた学術論文
例 高村学人(2010)「屋外広告物規制の執行・受容過程の実態調査と理論モデル」法社会学2010巻73号23–44頁( https://doi.org/10.11387/jsl.2010.73_23)
②レビュー論文(Review Article)
特定の分野やテーマに関する先行研究を網羅的に検討し、研究動向を分析したり、新たな概念・分類を提示し、将来なされるべき研究を示唆するもの
例 今井隆太(2018)「商業学および都市・地域社会学における商店街研究の動向: 社会的機能の観点からのレビュー」公共研究14巻1号322–355頁( https://doi.org/10.20776/s18814859-14-1-p322)
3.1.2 論文が掲載される雑誌の種類
①大学の紀要
②学会誌
③商業誌
オープンアクセス度は、①>②>③
他方で、査読や編集者・企画者による質の担保は、②≒③>①
よってCiniiからPDFで閲覧できる論文しか読まないと路頭に迷う 3.2.1④の中にも論文
3.2 書籍について
3.2.1 書籍の種類
①新書
②学問分野の教科書・入門書
③単著の研究書
④共著・編著の企画もの
3.2.2 何から読むと良いか
組み合わせながら読む
まだ専門分野わからない場合は、①、②が道標に